消えゆく幻想の街チヴィタ&誇り高き大聖堂のオルヴィエト、火山岩の地層に建つ特別な2都市
ベストシーズン:1年中
出発地、時間: シエナもしくはフィレンツェ。午前中
ツアー所要時間:フィレンツェ発なら9時間、シエナ発なら8時間
お一人あたりのツアー料金:
3名まで 140ユーロから
ツアーにふくまれるもの:
フィレンツェもしくはシエナからの、往復移動費用
*オプション: 下記をご参照ください
ラツィオ州北部、ウンブリア州西部、そしてトスカーナ南部にわたって、くすんだ黄色の火山岩の地層が見られますが、建築資材としても2500年前のエトルリア時代から使用されてきました。オルヴィエートとチヴィタディバニョレージョは、軟質な火山岩の丘上に築かれた街です。
オルヴィエート (ウンブリア州)
美しきオルヴィエートは、その傑出した宝石:ドゥオーモをともなって、丘の上に佇んでいます。そのドゥオーモを訪れること自体が、あなたのイタリア訪問を価値あるものにすると言えるのでは。ゴシック建築の傑作であり、ファサードの細部を嘆賞するだけでも1時間を費やせるほどですが、内部にも数々のアートピースが控えています。
ドゥオーモを出た町中にも、訪問を思いでに残るものとする美しいスポット が点在します。オルヴィエートは、アレンジの凝った横道も多く、感じ良くしつらえられた一角や、しゃれた店が並び、つい時間を費やしてしまうでしょう。又、ここは食の街でもあり、野うさぎ、豆料理、umbricelli( 自家製パスタ)、オリーブオイルなどの地元の滋味が味わえます。
チヴィタディバニョレージョ (ラツィオ州)
オルヴィエートからチヴィタまでの道は非常に美しく、荒々しい火山岩の断層、オリーブ林、とうもろこし畑の中を抜って行きます。春から夏にかけては花々が加わります。”消え行く街“として有名なチヴィタは、街が築かれている火山岩の丘自体の浸食が進んでおり、この街へは、幅狭い橋を通じて徒歩でのみアクセスできます。ほとんどの住民はすでに街を去っており、10人ほどが今も住んでいるのみなのですが、最近になって、ほとんどの古い家屋に修復が施され、静けさとインスピレーションを求めるアーティストたちに人気の場所になってきました。夏は観光客で賑わいますが、オフシーズンの秋、霧に包まれる時には、いっそう周りから切り離され空中に浮いたようなミステリアスな存在感を見せることもあれば、冬の日没には鮮やかなオレンジの光が薄暗い周囲とのコントラストを見せることもあり、いつ来ても違った魅力が味わえます。
オプション:
5月から7月、日照時間の長い時期には、フィレンツェ/シエナへの帰路、高速道路ではなく、より時間をかけて古いローマ街道(カッシウス)を通って、Val d’Orciaを経由するのはいかがでしょう? 2時間ほどプラスすれば、オルチャ渓谷中のいくつかの美しいスポットに立ち寄ることができます。