世界平和のアイコン聖フランチェスコのアッシジと、素晴らしいサグランティーノワインを味わうツアー

写真をクリックしてギャラリーへ

写真をクリックしてギャラリーへ*

ベストシーズン:1年中
出発地、時間: シエナもしくはフィレンツェ。早めの午前中
ツアー所要時間:フィレンツェ発なら10時間、シエナ発なら9時間
お一人あたりのツアー料金:3名まで 160ユーロから
ツアーにふくまれるもの:フィレンツェもしくはシエナからの、往復移動費用

アッシジ (ウンブリア州)
トスカーナに滞在するのなら、アッシジまで、ぜひ足をのばしてみてはいかがでしょう。フランチェスコのスピリットが、バジリカやエレモの其処ここに今も息づくのを感じるでしょう。アッシジで、まず目にとまるのが、建築物に使用されている石材の美しさです。Pietra rosa di Assisiと呼ばれる淡いピンクがかった石が、歴史地区の多くの建物、アーチ、石段などに見られ、この色が街全体に特別に愛らしく柔らかな存在感を与えています。中央広場を下って行くと、ふと眼前にBasilica di San Francesco が現れます。1226年フランチェスコの死後まもなくの建設で、際立つ美しさのファサードと、ジョットやチマブーエ他の手になる内部の壁や天井を覆うフレスコ画には息を飲むでしょう。
バジリカ地下のクリプトに立てば、世界中からの毎年数百万に及ぶ信徒の魂が充たしている場の特別さを感じます。Basilica di Santa Chiaraでは、1205年フランチェスコに、神と教会に生を捧げるよう呼びかけを行ったという、受難像を見ることができます。Eremo di San Francescoは、アッシジから数キロのSubasio山の神秘的なスピリットに満ちた森の中にあります。ここでフランチェスコは、世界から身を離し、瞑想と祈りを行い、身を横たえました。当時は、岩の上に作られた小さな礼拝堂があるのみでしたが、その後、建物が増築され、今も宗派の僧によって使用され手入れされています。ほんのわずかな時間でも、木々の間を歩いて静謐を味わうことができるのではないでしょうか。

Sagrantino di Montefalco  サグランティーノワイン (ウンブリア州)
ウンブリアのワイン、Sagrantino di Montefalcoを味わいましょう。サグランティーノはペルージャ南方域原種の葡萄の名称で、この地域のみで育ちます。DOCGワインでは、100%サグランティーノでの製造が義務づけられています。世界でも有数のタンニン豊富な種で、ほとんど黒色に近いワインになります。Lunelli家が所有する、名高い彫刻家によってデザインされたワイナリーでテイスティングできます。印象的な建築は亀の甲羅(イタリア語で、Carapace、ここで製造されるDOCGワインの名称でもある)をモチーフにしています。サグランティーノ葡萄畑に囲まれた丘上のこのシェルの下で、ワインの全製造工程が行われています。
ワインティスティングには、パン、地元チーズ、サラミ、3種のワインおよびPassitoと呼ばれるデザートワインが含まれます。このPassitoは、シチリアやパンテッレリーアなどのイタリア南部のものとは違って、サグランティーノ葡萄で製造されており、ダークな赤色で、ブルーベリーやブラックベリーのフレーバーに富んでいます。

*オプショナルツアー:コルトーナ (トスカーナ州)
ワイナリーからトスカーナへの帰路、コルトーナを訪問します。先を急ぐツーリストに見落とされがちな街ですが、ここに足を停め、滞在し、果ては気に入って住んでしまう人も多い美しい街です。とりわけイギリス人やヨーロッパ人に人気のある街で、美しいだけでなく、文化的な刺激に満ちた、思いがけずインターナショナルな活気と魅力のある街でもあります。ぜひ訪問をおすすめしたいのが、Museo Diocesano。コルトーナ出身のルカ・シニョレッリの多彩な美しい絵画を保有する他、フラアンジェリコ、ロレンゼッティの作品も見ることができます。また、Monte Oliveto僧院でも、シニョレッリのフレスコ画を鑑賞できます。