ここの所、変わりやすい天気の肌寒いくらいの日が続いているのですが、太陽ぎらぎらの日と違って、 ずっと楽に散策できます。
というわけで、キャンティでの、気楽なドライブにでかけました。小さな街を訪問して、田舎でのランチ、庭園などを散策したりできれば2重丸と思って、シエナを出発しましたが、ことのほか大満足の気持ちのよい1日となったので、ご紹介しますね。

シエナをでて、20分もすれば、すでに緑満載の田園風景の中。目が健康回復するような瑞々しさです。最初のストップはVolpaia
Volpaia歩いて15分位で街を1周してしまえるような、小さな街ですが、こんな街がトスカーナの丘上には多く点在しているそう。ここは、住人によって、小径のすみずみまで手入れされて 住まわれている感じが、可憐かつエレガントととも言える雰囲気。どの窓にも、きちんとプレスされたモノグラム刺繍入りのリネンなどが掛けられていて、街全体が綺麗なたたずまい。すりへったあまり赤くない煉瓦づくりの壁に、バラを這わせている家も多く、はな曇りな天気の静けさもあって、ちょっとアガサ・クリスティのストーリーにでてくる村を思わせたりもします。あの村中の人が、村でおこる全ての事に通じている小さな村。

Rose a Volpaia

街をはいってすぐの所に、シックで寛いだ感じのエノテカやレストランもあり、ぽつぽつといるドイツやフランスの観光客も、朝からティスティングに神経集中させていました。   piazza di Volpaia Enoteca di Volpaia     

                             

Volpaiaを出て、しばらく田園と木立(緑のトンネルが美しい!)とオリーブと葡萄の若木の風景の中を行き、次の目的地の僧院 Badia a Coltibuonoへ。1051年にベネディクト派の僧院として創設された当初から、ワイン作りを中心とした自給自足経営で、僧がひとりあたり毎日4リットル消費していたとか(ビール程度のアルコール度の低いものとはいえ)。ここでは、エスコートガイドつきでの庭園の公開(毎日午後1時間毎)や、レストラン、料理クラス、ワイン販売などを、小規模かつ、気取らないホスピタリティで運営している感じが心地良く寛いでしまいます。

Ristorante a Badia
別棟のレストランでは、ちょっと肌寒くはあったのですが、サンシェード下の外のテーブルへ。途中、天気雨がざーっと降ったりするのを眺めてのランチです。   野菜をたっぷり使ったシンプルに洗練された料理で、塩を本当に最低限しか使用していなくて驚くくらい。

Antipasti a Badia

 

こんな人里離れた感じの静かなレストランに、ニューヨーカー(多分)、ドイツの家族、フランスのカップルなどが集って、みんなそれぞれに寛いでランチをしている様子を見るのも楽しい。時々、本当に人に慣れたというか従順なイノシシが、すぐ近くまできては、レストランの人に追い払われていたりしていました。イノシシのパッパルデッレもおいしかった。

i primi di BadiaCinghiali timidi

 

 

 

 

 

 

普段は、デザート前にお腹いっぱい(別腹ではある)になるのですが、軽いエレガントな料理と雰囲気の良さにハッピー気分が嵩じて、デザートも2種類注文してしまいました。リコッタのセミフレッドの栗の蜂蜜がけ!最高においしかった。あたたかいチョコレートケーキに赤い実のジャム添えのほうも非常に美味でした。

Dolci semifreddo di ricotta

 

 

 

 

 

 

 

 

ランチ後のガーデンツアーが2:30スタートなので、急いで集合場所のライオンノッカーのついた緑のドアの前へ。 教会の鐘がなると同時にドアがあいて、とても感じのよい、まだ30代前半な感じのルチアーナ(だったと思う)に、迎えられて中へ。

giardino di Badia庭園は、こじんまりした全体の中に、ラビリンスや水盤、葡萄だな、レモンツリーの鉢植えがアレンジされていて、不思議の国のアリスな感じ。イギリス人のガーデンデザイナーによるとのことでした。

ツアーは50分位でしたが、庭のほか、キオストロ、ワインセラー、僧たちの食事室だったフレスコ画のあるサロンなど、英語のとっても上手なガイドさんが、知的ながら寛いだ感じで、飽きさせずに誘導してくれました。

cantina

 

 

 

 

 

refettorio di Badia

 

すっかり気を良くして、敷地のショップで、Volpaiaでもテイスティングした白ワインを購入。Trappolineという名前で、北の方(アルザスとか)のワインのような爽やかさで美味しい! 9.95ユーロでした。

 

 

ここまでで十分満ち足りた1日だったのですが、(実は、このあと野暮用でフィレンツェに立ち寄り後、シエナへの帰路は日の落ち始めの時間帯でしたが)傾いた太陽光の風景に酔いしれて、Monteriggioniで、しめくくりの散歩をすることにしました。                                                                                                                            porta di Monteriggioni

 

本当に小さな、なのに街の周囲の壁がぐるりと完全に保存されている健気な可愛らしい街で、アペリティーボ前の散策をしている観光客も、ほっとしている風情。夕焼に乾杯!

tramonto a Monteriggioni